危険な投資商品で打線を組んだ(日本株編)

家計管理

みなさんこんにちは、ファイナンシャルプランニング技能士(FP)のまもるです。

今回のテーマは危険な投資商品打線での日本株編です。

多くの成功者(少数)や多くの破産者(多数)を輩出してきた日本株式市場。

古い歴史のあるこの取引がなぜ危険商品なのかは日本人ならなんとなくDNAに刷り込まれているかと思います。

危険な投資商品で打線を組んだ(日本株編)

桐谷広人「では下方修正高等学校のスターティングメンバーの発表です」

1番 センター: 価格変動リスク

2番 セカンド: 災害リスク

3番 ショート: 地政学リスク

4番 ファースト: 成長性の低さ

5番 サード: 暴落リスク

レフト: 分散投資の欠如

7番 ライト: 情報の偏り

8番 キャッチャー: 経済政策の影響

9番 ピッチャー: 投資家心理の変動

監督落ちるスピードは上がるの3倍

では我々素人が株式をやらないでインフレに勝つにはどうすれば良いか。

個別株には手を出さないでインデックス投資信託や高配当株(売らない)を買う

個別株でトレードしている人が何割勝っているかは正確なデーターは取れませんが一般的には、

日本の個人投資家の7〜8割は負けており、その損失額の通算は1人あたりベンツ1台分に相当するマイナス525万円となっている、との調査結果があリます。

ではなぜ多くの人、初心者からベテランまでが個別株投資に手を出してしまうか?それは好奇心とお金への欲求です。そのほかに株式トレーダーになりたい理由もあります。

株式トレーダーになりたい理由

なぜトレーダーという職業になりたか理由を10個あげてみました。

  1. 高い収入の可能性:
    成功すれば、非常に高い収入を得られる可能性があります。
  2. 自由な働き方:
    場所や時間にとらわれず、自分のペースで仕事ができます。
  3. 知的挑戦:
    市場分析や戦略立案など、常に頭を使う知的な仕事です。
  4. 経済への深い理解:
    株式市場を通じて、経済の仕組みや企業活動への理解が深まります。
  5. 即時のフィードバック:
    取引結果がすぐに分かるため、自分の判断の良し悪しが即座に分かります。
  6. 自己成長の機会:
    市場の変化に対応するため、常に学習と成長が求められます。
  7. エキサイティングな環境:
    市場の変動は刺激的で、退屈することがありません。
  8. 独立性:
    自分の判断で意思決定ができ、他人に左右されません。
  9. グローバルな視点:
    世界中の市場や経済に触れることで、国際的な視野が広がります。
  10. テクノロジーの活用:
    最新のテクノロジーやツールを駆使して仕事ができます。

トレード画面のカッコ良さ、ストレスなく自由に稼げる。知的な感じがして、短時間でお金持ちになれる。こんなイメージ持ってませんか?

ですが実際は理想とはかけ離れた世界です。

トレーダーが負けてしまうの理由

株式トレーダーが負けてしまう主な理由として、以下の10点が挙げられます。

  1. 損切りができない:多くの投資家が損失を認めたくないという心理から、適切な損切りができず、損失が拡大してしまいます
  2. 十分な調査をせずに株を購入する:企業の事業内容や財務状況を十分に理解せずに投資することで、リスクを見誤る可能性があります
  3. 感情的な判断:冷静さを失い、恐怖や貪欲さに基づいて判断してしまうことがあります
  4. 値ごろ感で取引する:過去の価格と比較して「安い」「高い」と判断するのではなく、現在の価格が適正価格であることを理解する必要があります
  5. ポジションに依存する:保有している株式に対して過度に肩入れし、客観的な判断ができなくなってしまいます
  6. 未来予測に頼りすぎる:チャートなどを用いて未来の値動きを予測しようとするのではなく、現在の市場の動きを理解することが重要です
  7. マイルールを持たない:一貫した投資戦略やリスク管理ルールを持たずに取引することで、一貫性のない適当な判断をしてしまいます
  8. 早すぎる利益確定:小さな利益に満足して売却してしまい、大きな上昇の機会を逃してしまうことがあります
  9. 相場の流れを無視する:全体的な市場の動向を考慮せずに個別銘柄だけに注目してしまうことがあります。
  10. 過度なリスクテイク:自己資金管理を怠り、一度の取引で大きな損失を被るリスクを取ってしまうことがあります

企業分析はもちろん、データ分析も(テクニカル)も必要ですし地合いの流れ(ファンダメンタルズ)も知らなければならない。頭も経験も必要になる大変な作業です。

これらの問題点を認識し、適切な投資戦略と心理的な自己管理を行うことが、成功する投資家への第一歩となります

解説の前にこの言葉を頭の片隅に置いてください。

「リスクとは、自分が何をしているのか分からないことだ。」バフェット談

株式投資は言うなれば、勝負事だと私は思っています。中には「好きな企業だから」とか「応援の気持ちで買っている」など生ぬるい事を言う人がいますが、違います。

「好きな企業だから、応援の気持ちだから」と言っている人に私は必ずこのような質問をします。

「では株価は変動しなくても株を買いますか?あと応援ならその会社の商品をお持ちですか?」と聞いてみると「いや、それなら買わないし、持ってません。と言う方がほとんど。

そうです。みんな自己の利益の為に株を購入し利益をあげ自己資産を増やす目的で株式市場を利用しています。

そんな厳しい世界の株式市場、基本は誰かが得をしたら、誰かが損をする。野球で例えるなら、三振を勝ち取った投手は成績が上がり、三振してしまった打者は打率を下げる。

自分が得をしたら誰かが損をしたのだな。と思ってください。

投資の世界には、リスクとリターンが表裏一体で存在します。売る人が居るから買うことができる。

損した人が居るから、儲けた人がいる。など株式市場には目に見えない取引相手が存在します。

特に日本株市場には、その魅力的なリターンの陰に潜む危険な投資商品が数多く存在します。

知らずに売買してしまうと管理危険な銘柄

上場廃止銘柄、監理銘柄、整理銘柄、仕立て株は投資家にとってリスクが高く、慎重に扱う必要がある銘柄です。これらの銘柄に手を出すことは危険であり、以下の理由から避けるべきです:

  1. 上場廃止のリスク:
    監理銘柄は上場廃止基準に該当する可能性がある銘柄です。上場廃止になると、株式の流動性が著しく低下し、売却が困難になる可能性があります。
  2. 価格の急落:
    上場廃止の可能性が高まると、株価が急落する傾向があります。これにより、大きな損失を被る可能性があります。
  3. 情報の不透明性:
    これらの銘柄は、財務状況や経営状態に問題がある可能性が高く、正確な情報を得ることが難しい場合があります。
  4. 投機的な性質:
    監理銘柄や整理銘柄は、しばしば投機の対象となり、価格変動が激しくなります。これは、リスクの高い投資につながります。
  5. 限られた取引期間:
    整理銘柄は上場廃止が決定された銘柄で、通常1ヶ月程度の限られた期間のみ取引可能です。この短期間で適切な判断を行うのは困難です。
  6. 回復の不確実性:
    監理銘柄に指定された企業が状況を改善し、通常の上場銘柄に戻る可能性はありますが、それは不確実です
  7. 詐欺的な行為の可能性:
    一部の悪質な業者が、これらの銘柄を利用して「仕立てかぶ」のような詐欺的な行為を行う可能性があります。

株式値上がりランキングなどで上位に入っている銘柄などは一気に急落することがあります。原因は様々でその中でも⑦の仕立株(してかぶ)は初心者は上昇するのを見て飛びつき、そして一気に振り落とされるほぼ不正な株式操作で初心者を狩る行為です。

初心者からベテラン投資家まで、誰もが一度は手を出してしまいがちなこれらの「ハイリスク・ハイリターン」銘柄は、時には大きな利益をもたらす一方で、予想外の損失を招くこともあります。

これまでに個別投資の危険性を解説しましたが、それでも挑戦する方はよく勉強して、最初はミニ株で1〜2年は株式市場の流れやリスク許容度を経験してから参入してください。

参入するならまずはミニ株で経験を積もう

ミニ株とは、通常の株式取引よりも少ない資金で株式を購入できる取引方法です。主な特徴は以下の通りです。

例:トヨタ自動車(7203)株価:2.585円✖️10株=25.850円

  NTT(日本電信電話.9432)株価:152円✖️30株=4.560

  積水ハウス(1928)株価:3.339円✖️10株=33.390

  住友倉庫(9303)株価:2.659円✖️10=26.590

  三菱HPキャピタル(8593)1.001円✖️10=10.010

以上の銘柄をミニ株でそれぞれの数量で購入しても、全部で10万円くらいです。どれも優良企業ですしセクター別(業種別)にしてあるので、例えば日経平均が下がった時でも「今日は三菱HP(金融系)が上がって、トヨタ(自動車系)がダメなんだな。など相場感を経験できます。

10万円くらいなら、売らずに眠らせておけそうですし、損失を出しても致命傷にはならない金額だと思います。今のところ(2024年8月)配当金も出るので、勉強代だと思って捨てる気持ちで株を持ってみてください。

そのミニ株とは・・・

  1. 少額投資が可能:通常の株式取引(1単元=100株)の10分の1の単位、つまり10株単位で売買できます
  2. 資金効率:少ない資金で複数の銘柄に分散投資が可能になります
  3. 取扱証券会社:すべての証券会社が取り扱っているわけではなく、各社が独自に展開しているサービスです
  4. 取引方法:取扱証券会社を相手として売買が行われ、約定価格は注文受付最終時間の翌取引日の始値になります
  5. 制限事項:
    • 議決権は行使できません
    • 株主優待は通常得られません
    • 指値注文はできません
  6. 配当金:配当金等の果実や株式分割により取得する株式は持分株数に応じて配分されます
  7. 取扱銘柄:証券会社が選定した銘柄の範囲内でのみ取引可能です

ミニ株は、1995年10月に大蔵省によって策定された制度で、個人投資家による株式投資を促進し、証券市場の活性化を狙ったものです。ただし、ミニ株を利用する際は、各証券会社の取扱条件や手数料体系を確認する必要があります。また、一部の証券会社ではミニ株の提供を終了している場合もあるため、最新の情報を確認することが重要です

いや、私は単元(100株)で大きく勝負してみたい!という方はまず用語から覚えましょう。

よく使うであろう20単語を簡単な説明で用意しました。

株式投資でよく使う用語20選

株式投資を始める際には、基本的な用語を理解しておくことが重要です。以下に、株式投資でよく使われる20の用語を紹介します。

  1. 株価:
    • 株式の売買価格のこと。市場での需要と供給によって決まります。
  2. 配当金:
    • 企業が得た利益の一部を株主に分配するもの。株式を保有していると定期的に受け取ることができます。
  3. 株主優待:
    • 企業が株主に対して提供する特典。商品やサービスの割引、ギフトなどがあります。
  4. 時価総額:
    • 企業の発行済株式数に株価を掛け合わせたもの。企業の市場価値を示します。
  5. PER(株価収益率):
    • 株価を1株当たりの利益で割った値。企業の収益力を評価する指標です。
  6. PBR(株価純資産倍率):
    • 株価を1株当たりの純資産で割った値。企業の資産価値に対する株価の割安・割高を判断します。
  7. 信用取引:
    • 証券会社から資金や株式を借りて行う取引。レバレッジをかけて大きな取引が可能ですが、リスクも高まります。
  8. ETF(上場投資信託):
    • 株価指数や商品価格に連動するように設定された投資信託。株式市場で売買されます。
  9. IPO(新規公開株):
    • 企業が初めて株式を公開して市場で売買できるようにすること。新規上場とも呼ばれます。
  10. デイトレード:
    • 1日のうちに売買を完結させる短期取引。株価の小さな変動を狙って利益を得る手法です。
  11. ボラティリティ:
    • 株価の変動の大きさを示す指標。ボラティリティが高いほど、株価の変動が激しいことを意味します。
  12. ブルマーケット:(牛がしたから上に角を突き上げるさま↗︎)
    • 株価が上昇傾向にある市場状況のこと。投資家の心理が強気であることを示します。
  13. ベアマーケット:(熊が爪を上から下に振り下ろすさま↘︎)
    • 株価が下降傾向にある市場状況のこと。投資家の心理が弱気であることを示します。
  14. キャピタルゲイン:
    • 株式を売却した際の売却益のこと。購入価格よりも高い価格で売却することで得られる利益です。
  15. 塩漬け
    • 株式を長期間動かさずに保有することを、食品を塩漬けにして保存することになぞらえています。株を買った時にその後下がって売れなくなった時に使う言葉。
  16. 追加証拠金(おいしょう)
    • 信用取引において、株価の下落などにより証拠金が不足した場合に、追加で差し入れる必要がある証拠金のことを指します。
  17. ナンピン買い:(100円で買う→50円で買う 平均75円)
    • 保有株の価格が下落した際に、追加で買い増しを行うことで平均取得価格を下げる手法。
  18. ストップ高:
    • 株価が1日の取引時間内で上昇できる最大限度まで上がること。
  19. ストップ安:
    • 株価が1日の取引時間内で下落できる最大限度まで下がること。
  20. レバレッジ:(資金の3倍まで買える)
    • 借入金を利用して自己資金以上の取引を行うこと。高いリターンを狙う一方で、リスクも増大します。主に信用取引

今まで使ったことのない用語ばかりです。なんとなくの用語と企業分析はしっかりと勉強してから株式市場に参入しましょう。

企業分析や配当金の金額など知るための最低限知っておくこと

企業分析や配当金を評価するための主要な分析用語には以下のようなものがあります。

  1. 配当率:資本金に対する配当金額の割合を示す指標です。計算式は(配当金/資本金)×100 です。配当率が高いほど、株主への利益還元が大きいとされます
  2. PER(株価収益率):株価が企業の1株当たり利益の何倍になっているかを示す指標です。
  3. PBR(株価純資産倍率):株価が1株当たり純資産の何倍になっているかを示す指標です。
  4. ROE(自己資本利益率):企業の自己資本に対する利益の割合を示す指標です。
  5. 自己資本比率:企業の総資産に占める自己資本の割合を示す指標です。財務の健全性を評価するのに使用されます。
  6. 営業キャッシュフロー:企業の本業での現金の流れを示す指標です。
  7. 付加価値:企業が新たに生み出した価値を示す指標です。計算式は「付加価値=売上高──外部購入費用」となります
  8. 配当性向:当期純利益に対する配当金の割合を示す指標です。

これらの指標を総合的に分析することで、企業の財務状況、収益性、株主還元の程度などを評価することができます。また、同業他社との比較や過去の推移を見ることで、より深い分析が可能となります

もう嫌になるくら意味わからない言葉や単語ばかりです。これらを理解できないと株式市場ではなかなか勝てません。

でもご安心ください。これらの難しい事を勉強しなくても株式投資はできます。

それはインデックス投資です。細かい事を気にしなくても(細かいことが逆に無い)プロが選んだ優良企業のみだけを厳選し選んだ、株の詰め合わせパックみたいな投資信託

100円から購入できて手数料もとても低いです。基本、中、長期で長く保有する事で高いパフォーマンスを出してくれる投資信託です。

代表格は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)全世界の株を集めた詰め合わせ投資信託

     eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)アメリカの優良500社を厳選した投資信託

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に至っては世界の約3000企業を分散させ一つにまとめた詰め合わせパックです。1つ1つの企業分析など必要ないし無理です。

では簡単にインデックス投資の説明をします。

インデックス投資の特徴とは

インデックス投資とは、特定の市場指数(インデックス)に連動するように設計された投資手法です。この投資方法の安定性の良さを示す10個の簡単な説明は以下の通りです:

  1. 分散投資:多数の銘柄に自動的に投資されるため、リスクが分散されます。
  2. 低コスト:運用コストが低いため、長期的なリターンが向上します。
  3. 市場平均並みのリターン:市場全体の動きに連動するため、平均的なリターンが期待できます。
  4. 透明性:投資対象が明確で、運用方針が分かりやすいです。
  5. 感情に左右されにくい:個別銘柄の選択や市場タイミングを気にする必要がありません。
  6. 長期的な成長:経済全体の成長に連動するため、長期的な成長が期待できます。
  7. 簡単な運用:専門知識がなくても始められ、運用も比較的容易です。
  8. 定期的な銘柄入れ替え:指数に応じて自動的に銘柄が入れ替わり、最適化されます。
  9. 流動性が高い:多くのETF(上場投資信託)が利用可能で、売買が容易です。
  10. 税制面での優位性:頻繁な売買がないため、税金面でも有利な場合があります。

これらの特徴により、インデックス投資は多くの投資家にとって安定的で効果的な投資手法となっています。

インデックス投資の良さ10選

インデックス投資の特徴と同じようですが

  1. 分散投資が容易:
    特定の市場全体に幅広く投資できるため、リスクを分散させやすいです。
  2. 低コスト:
    運用コストが低いため、長期的なリターンが向上する可能性があります。
  3. 市場平均並みのリターン:
    市場全体の動きに連動するため、平均的なリターンが期待できます。
  4. 透明性が高い:
    投資対象が明確で、運用方針が分かりやすいです。
  5. 感情に左右されにくい:
    個別銘柄の選択や市場タイミングを気にする必要がありません。
  6. 長期的な成長が期待できる:
    経済全体の成長に連動するため、長期的な資産形成に適しています。
  7. 運用が簡単:
    専門知識がなくても始められ、運用も比較的容易です。
  8. 定期的な銘柄入れ替え:
    指数に応じて自動的に銘柄が入れ替わり、最適化されます。
  9. 流動性が高い:
    多くのETF(上場投資信託)が利用可能で、売買が容易です。
  10. 少額から投資可能:
    多くのインデックスファンドは少額(100円)から始められるため、初心者にも取り組みやすいです。

それでも個別株に挑戦する方に、簡単な説明と解説を作りました。ぜひ読んでみてください。

個別株投資のメリットとデメリット

個別株投資には多くのメリットとデメリットがあります。これらを理解することで、投資のリスクとリターンをバランス良く考えることができます。

個人投資家のメリット

  1. 大きなリターンの可能性:
    • 個別株は、企業の成長や業績の向上により短期間で大きな利益を得ることができます。例えば、1年で株価が倍以上になることもあります。
  2. 株主優待:
    • 日本の個別株では、株主優待を受け取ることができる企業が多くあります。これは、投資信託では得られない特典です。
  3. 低コスト:
    • 投資信託とは異なり、信託報酬などの保有コストがかかりません。個別株のコストは主に売買時の取引手数料のみで、インターネット証券を利用すれば非常に低コストで取引が可能です。
  4. 自由度の高さ:
    • 投資する銘柄や売買のタイミングを自分で決めることができるため、自由度が高い投資が可能です。

個人投資家のデメリット

  1. 高いリスク:
    • 個別株は値動きが大きく、市場平均に比べて大きな損失を出す可能性があります。企業の不祥事や業績悪化などで株価が急落するリスクがあります。
  2. 多額の資金が必要:
    • 特に日本株では、売買単位が100株単位の銘柄が多く、比較的多額の資金が必要になります。これに対して、米国株は1株単位から購入可能ですが、それでも投信と比べると資金が必要です。
  3. 情報収集の手間:
    • 個別株投資では、企業の業績や市場の動向を常にチェックする必要があります。これには時間と労力がかかります。

日本の市場区分

日本の株式市場は、2022年4月に再編され、以下の3つの市場区分に分かれています:

プライム市場

  • 概要: 東京証券取引所が2022年4月4日から導入した最上位の市場。流動性やガバナンス水準、経営成績や財政状態などに一定の基準を設け、それをクリアした企業が上場します。
  • 上場基準: 株主数800人以上、流通株式数2万単位以上、流通時価総額100億円以上、最近1年間の利益合計が25億円以上など。

スタンダード市場

  • 概要: プライム市場に次ぐ市場区分で、一般的な投資家が円滑に取引できるような適切な流動性を備え、安定的な収益基盤や財政状態を有する企業が上場しています。
  • 上場基準: 株主数400人以上、流通株式数4,000単位以上、流通時価総額10億円以上など。

グロース市場

  • 概要: 成長性の高い企業が上場する市場区分で、特に新興企業やベンチャー企業が多く上場しています。
  • 上場基準: 株主数150人以上、流通株式数2,000単位以上、流通時価総額5億円以上など。

ミニ株(単元未満株)

ミニ株(単元未満株)とは、通常の単元株(100株)よりも少ない株数で取引できる株式のことです。ミニ株の基本単元数は1株からであり、少額から投資を始めたい初心者にとって非常に便利です。

配当金について

配当金とは、企業が得た利益の一部を株主に還元するもので、株主は保有する株式数に応じて配当金を受け取ることができます。配当金は通常、年に1回または2回支払われます。配当金を得るためには、配当基準日(権利確定日)にその企業の株式を保有している必要があります。

配当金のメリット

  1. 安定した収入:
    • 配当金は、株価の変動に関係なく定期的に受け取ることができるため、安定した収入源となります。
  2. 再投資の機会:
    • 受け取った配当金を再投資することで、複利効果を得ることができます。

配当金のデメリット

  1. 課税:
    • 配当金には所得税が課されます。日本では、配当金に対して20.315%の税金が源泉徴収されます。
  2. 企業の業績依存:
    • 配当金は企業の業績に依存するため、業績が悪化すると配当金が減少したり、支払われなくなるリスクがあります。

個別株投資で成功した人と失敗した人

成功者と失敗者の違いは色々ありますが、多くはゆっくり儲けるという考えが無い人に負ける要素がありそうです。

人の意見だけでその銘柄を買ってしまったり、SNSやyoutuerの意見に従って購入したりと、その銘柄で損失した場合は色々なストレスが発生します。

急ぎすぎると企業情報を分析しなかったり、適正な価格以下まで待てなかったりと機会損失を恐れて早く購入していしまいます。

一つの銘柄だけで勝つのはギャンブルになってしまうので、10個くらいは株価をよく観察して自分が思う適正な価格で購入してください。

成功した事例

  • ウォーレン・バフェット:
    • 世界的に有名な投資家で、長期的な視点で個別株に投資し続けることで莫大な資産を築きました。彼の投資哲学は「価値ある企業に長期投資すること」です。

失敗した事例

  • 個人投資家の破産例:
    • ある個人投資家は、特定の企業の株価が急騰するという噂を信じて全財産を投じましたが、企業の業績が悪化し株価が急落。結果として破産に至りました。

初心者が注意すべきポイント

  1. 分散投資:
    • リスクを分散するために、複数の銘柄に投資することが重要です。一つの銘柄に集中投資すると、その企業のリスクを全て負うことになります。
  2. 情報収集と分析:
    • 投資する企業についてしっかりと情報収集を行い、業績や市場動向を分析することが必要です。
  3. 取引手数料の確認:
    • インターネット証券を利用することで、取引手数料を抑えることができます。手数料は証券会社によって異なるため、事前に確認しましょう。
  4. 長期的な視点:
    • 短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で投資を行うことが重要です。

まとめ

個別株投資は大きなリターンを得る可能性がある一方で、高いリスクも伴います。初心者は、リスクを分散し、情報収集を怠らず、長期的な視点で投資を行うことが成功の鍵となります。投資の基本を理解し、慎重に行動することで、個別株投資のメリットを最大限に活かすことができるでしょう。

まずは個別株を始める前に、ネット証券会社の操作方法などの勉強も踏まえて、是非、インデックス投資信託(アクティブ投資信託ではない)から始められてはいかがですか。

おすすめは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

私の結論=個別株は危険で知識も必要ですが、インデックス投資信託はさほど知識も必要なく資本主義の現在に最も適した投資だと思います。

このブログを読んでいただける方だからこそ、個別株やギャンブル的な投資商品に手を出さないで、時間がかかってもお金持ちの道から踏み外さないように願っています。

みんなで「お金に悩まない人生」を実現させましょう!

以上です。ブログが少しでも参考になって他の記事も読んでくれたら嬉しいです。

このブログを読んでいただけた方には「お金の苦労」がなくなれば良いなと思っています。

では次の記事でお会いしましょう!

コメント