まもる
みさなんこんにちは!ファイナンシャルプランニング技能士(FP)のまもるです。
賃貸かマイホームか
今回は賃貸とマイホームはどちらがお得かをテーマに解説していきたいと思いま
賃貸VSマイホーム、仏教VSキリスト教みたく、人によって前提が違うので一概にはどちらが良いかの答えが出ない論争と言うか議論ですね
賃料払うならローンを払って自分の物にするマイホーム派、借金してまで欲しいくない賃貸派。両者の意見を聞いてみましょう!
まずはマイホーム派の10個の言い分を聞いてみましょう
マイホーム派の言い分
- 資産形成: 支払いが資産に変わるため、将来的な資産形成につながる。
- 老後の安心: 住宅ローン完済後は住居費が大幅に減少し、老後の経済的負担が軽減される。
- 自由なリフォーム: 自分の好みに合わせて自由にリフォームや改築ができる。
- 団体信用生命保険の恩恵: 万一の際には、住宅ローンが保険でカバーされる。
- 減免制度の利用: 固定資産税などの減免制度を利用できる場合がある。
- 自分の家という満足感: 自分の所有物であるという満足感や安心感が得られる。
- 長期的なコスト削減: 長期的には賃貸よりもコストが抑えられる可能性がある。
- コミュニティの形成: 地域に根付いたコミュニティを形成しやすい。
- 資産価値の増加: 地域の発展により資産価値が上がる可能性がある。
- 安定した住環境: 長期間にわたって安定した住環境を維持できる。
賃貸派の言い分
- 引っ越しの自由: ライフスタイルや家族構成の変化に応じて、簡単に住み替えができる。
- メンテナンスの負担がない: 建物の修繕やメンテナンスは大家が行うため、手間や費用がかからない。
- 固定資産税がない: 賃貸では固定資産税を支払う必要がない。
- 転勤が多い場合に便利: 転勤が多い職業の場合、賃貸の方が柔軟に対応できる。
- 初期費用が少ない: 持ち家に比べて、購入時の初期費用が少なくて済む。
- 資産価値の変動リスクがない: 不動産の価値変動に左右されず、経済的リスクが少ない。
- ローンの心配がない: 住宅ローンを組む必要がないため、借金のリスクがない。
- 隣人トラブル時の対応が容易: 隣人トラブルがあった場合、引っ越しが容易である。
- 新しい物件に住める: 築浅物件に住むことで、常に新しい環境を楽しめる。
- リフォームの自由度が低い: 賃貸ではリフォームが難しいが、それが逆に手間を省く要因になる。
マイホーム派の3つの理由
- 資産形成:
- マイホームを購入することで、住宅ローンの返済が資産形成につながります。家賃を支払う代わりに、支払いが自分の資産に変わるため、将来的に売却することも可能です。
- 自由なカスタマイズ:
- マイホームでは、自分の好みに合わせてリフォームや間取りの変更が自由にできます。これにより、住みやすい空間を作り出し、生活の質を向上させることができます。
- 安定した住環境:
- 自分の家を持つことで、賃貸のように家賃の値上げや立ち退きのリスクを気にする必要がなく、安定した住環境を維持できます。長期間にわたって同じ場所に住むことができ、地域とのつながりも深まります。
賃貸派の3つの理由
- 柔軟なライフスタイル:
- 賃貸は引っ越しが容易で、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できます。転勤や家族構成の変化に合わせて、住む場所を簡単に変えることができるため、特に不安定な職業やライフスタイルを持つ人にとって大きなメリットです
- メンテナンスの負担がない:
- 賃貸物件では、設備の故障や老朽化に伴う修繕費用はオーナーが負担します。これにより、入居者は修理やメンテナンスに関する心配をせずに済むため、経済的な負担が軽減されます
- 初期費用が少ない:
- マイホームを購入する際には多額の頭金が必要ですが、賃貸では敷金や礼金を支払うだけで済むことが多く、初期費用が比較的少なくて済みます。これにより、資金的な負担が軽く、早期に新しい住居に移ることが可能です。
マイホーム派が賃貸派を否定する5つの理由
- 住環境の安定性:
- 賃貸では契約更新時に家賃が上がる可能性や、大家の都合で退去を求められるリスクがあるため、安定した住環境を維持しにくいとされます
- 資産形成の欠如:
- 賃貸では家賃を支払い続けても資産にはならず、将来的に手元に残るものがないため、資産形成ができないと考えられます
- コミュニティ形成の難しさ:
- 賃貸では短期間での住み替えが多く、地域に根付いたコミュニティを形成しにくいとされています。これにより、地域社会とのつながりが希薄になる可能性があります
- 住環境の安定性:
- 賃貸では契約更新時に家賃が上がる可能性や、大家の都合で退去を求められるリスクがあるため、安定した住環境を維持しにくいとされます
- 自由なリフォームができない:
- 賃貸物件では内装や間取りを自由に変更することが難しく、自分の理想の住まいを実現することができないという制約があります
賃貸派がマイホーム派を否定する5つの理由
- 維持費がかかる:
- 固定資産税や定期的なメンテナンス代などの維持費がかかります。これには外壁塗装や色々な設備の修繕費用が含まれ、賃貸ではこれらの費用がかからないため、経済的な負担が軽減されます
- マンションでしたら、管理費用、修繕積立、エレベーター点検などなど
- 理事会出席や募金集め、役員などマンション派には時間も必要になります
- 住み替えが難しい:
- マイホームは購入後に簡単に住み替えることができません。ライフスタイルの変化や転勤があった場合に、賃貸の方が柔軟に対応できます
- 金利上昇のリスク:
- 住宅ローンを組む際の金利が上昇するリスクがあります。これにより、返済額が増える可能性があり、賃貸ではこのリスクを避けることができます
- 災害、隣人リスク:
- 地震や台風などの自然災害による被害を受けた場合、マイホームの修繕費用は大きな負担になります。賃貸ではこのようなリスクが軽減されます
- 特にマンションですと隣や上の階の住人とのトラブルが発生する事があります。人とのトラブルを放置すると重いストレスになります
- ライフスタイルの変化に対応しにくい:
- 子供がいない、あるいは将来的に家族構成が変わる可能性がある場合、マイホームは柔軟に対応しにくいです。賃貸の方がライフスタイルの変化に合わせて住居を選びやすいです
①資産形成と安心感
まず資産ですが、家の適性価格を知らないで購入する方が多いと思います。「千3つ」なんて言葉がありますが、1000個の住宅のうち3つが良い物件と言われています。
ネットやチラシ、展示会場などで売っている家は本当に適性価格かもわからないで購入する事になります。あと安心感。賃貸とは違い「本当の自分の家」と思いがちですが、大体の方が銀行などから住宅ローンでお金を借りて購入していると思います。
車もそうですが、銀行が抵当権を持つため、ローンが完済されるまでは銀行が実質的に家を担保として保持しています。
もしローンの返済ができなくなった場合、銀行はその家を競売にかけ、売却金額からローンの残債を回収します。
賃料とローン
マイホームを持つことで、賃貸のように家賃の値上げや立ち退きのリスクを避け、安定した住環境を確保できる反面、賃貸物件は賃上げは通知が来たらその通知に「拒否します」と一言で賃上げを回避できます
日本は住んでいる人を保護する法律が強いです。よほどな「正当事由」がない限り住人を退去せれるのは難しいといわれています。
マイホームですと、とても安心感があります。しかしその購入した家のお隣さんがどのような人かわかりません。何かしらのトラブルが原因で関係改善ができない場合はお互いに家を売却するまでに強いストレスを抱えたまま過ごす事になります
買ってしまった家をすぐに売り払う事ができない中でその安心な家がストレスの元凶になるやもしれません。一方、賃貸ですと費用はかかりますが新たな賃貸物件を探すだけですので、現状から抜け出せる手段がすぐに見つかります
マイホーム購入前に注意すべき具体的な点
- 予算の設定:
- 物件価格に加えて、税金や登記費用、住宅ローン手数料などの諸費用が発生します。これらは物件価格の5~10%程度になることが多いので、予算に余裕を持たせることが重要です。
- 住宅ローンの選択:
- 固定金利は収支計画が立てやすい一方で、変動金利は低金利ですが将来的な上昇リスクもあります。金利が安いだけでなく、自分の収支計画に合った金融機関を選ぶことが大切です。
- 理想と現実のバランス:
- 完璧な物件を求めすぎると予算オーバーになりがちです。理想の条件をリストアップし、優先順位をつけて妥協点を見つけることが重要です。
- 物件の種類と特徴:
- 一戸建てとマンション、注文住宅と建売住宅の違いを理解し、自分のライフスタイルに合った物件を選ぶことが大切です。
- 耐震性の確認:
- 日本は地震が多いため、住居の耐震性を確認することは必須です。特に中古物件の場合は、新耐震基準を満たしているかどうかを確認する必要があります.
- 将来の生活環境の変化への対応:
- 転勤や家族構成の変化に備え、購入後の生活スタイルの変化に対応できる物件を選ぶことが重要です。転勤がある場合は、賃貸に出せるような立地の物件を選ぶと良いでしょう.
賃貸物件を借りる前に注意すべき具体的な点
- 家賃の目安
- 家賃は年収の25%以下が望ましいとされています。これにより、生活費や貯蓄に余裕を持たせることができます
- 希望条件の優先順位
- 物件選びの際には、立地、間取り、設備などの希望条件に優先順位をつけることが重要です。これにより、妥協点を見つけやすくなります
- 築年数と設備の状態
- 築年数が古い物件は設備も古い可能性があるため、耐震性や設備の状態を確認することが必要です
- 内見の重要性
- 実際に物件を訪れて内見を行い、間取りや設備が家賃に見合っているか確認します。特に水回りや防音性を注意深くチェックすることが推奨されます
- 不動産会社の信頼性
- 不動産会社の信頼度をインターネットで確認し、評判の良い会社を選ぶことが安心につながります
- 隣人や周辺環境の確認
- 内見時に周囲の環境や住人の雰囲気を観察し、騒音やトラブルの可能性を考慮します。また、周辺の生活環境も確認し、自分のライフスタイルに合った環境かどうかを判断します
マイホーム派の結果
安心な住居の確保ができる、心が満足する
家の固定費を変えづらい(リストラや倒産した時のリスクが高い)
高齢になっても住む家に困らない
固定資産税などローンの他に年の支払いが必ず発生する
欠陥住宅、設備不良のリスクがある
ローンが終われば自分の資産になる
災害被害に弱い(自己責任)
転勤や引っ越しが難しくなる
屋根、外壁、家の設備など自己責任
家を自由にカスタマイズできる
中途半端な物件は資産価値が下がり続ける
子供が賃貸派で家を継がない
マンション物件だと理事会や募金集めなどがある
賃貸派の結果
引っ越しや転勤が発生した時に対処しやすいに
賃貸だと裕福でも貧相にみられる
転職やリストラに強い(引っ越しなどで家の固定費を下げられる)
高齢になっても貸してくれる賃貸はかなりある
巨額の借金(負債)を抱えない
賃上げは拒否できる
火災保険やガス会社を選べない物件が多い
Wi-Fiがついている(物件が多い)
キッチン設備や給湯設備などが壊れても無料で修理、交換してくれる
住む環境が悪かったらすぐに抜だせる
天地災害やオーナーの不備で住める状況でない場合には保証してくれる
あまり近所付き合いが無く自由な場合が多い
まとめ
その人が何を一番に求めている事なのか?「借金をしてもマイホームの確保」なのか、「家よりも資産形成を進める」がその人の一番の幸せなのか?
賃貸派は、マイホーム派がローンを払っている間にコツコツと資産形成するのか。
マイホーム派は、賃貸派がコツコツ資産形成してる間に家のローンを返済するのか。
今も老後も自分の持ち家で家族と安心で幸せに暮らす!もちろんこれもとても良い事です。今の幸せよりも狭い賃貸で資産を貯めて老後の備えを優先する!どちらも間違ってはいません。
ですが、欲しいと言う感情だけでマイホームを買うと、貯金は頭金に使ってしまって投資に回せなくなるや、家を買えば新しい家具も欲しくなる。未来の幸せになる為の資金を放出してしまうことになります。
結局は人による所があるので数字と感情をよく検討して、賃貸かマイホームかを決めるのが良いと思います
以上です。このブログが少しでも参考になって他の記事も読んでくれたら嬉しいです。
私は一度マイホームに失敗したので偏った記事になってしまったかもしれませんが、持ち家も賃貸もどちらも良い面があります。これからマイホームの購入を考えている方はこの記事が少しでも参考になってくれたら嬉しいです。
このブログを読んでいただけた方には「お金の苦労」がなくなれば良いなと思っています。
では次の記事でお会いしましょう!
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