お金持ちになりたくない人の特徴と行動①

家計管理
まもる
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みさなんこんにちは!ファイナンシャルプランニング技能士(FP)のまもるです。

お金持ちになりたくない人の思考と行動

今回はお金に嫌われる人、お金持ちになりたくない人の思考と行動をテーマに検証と解説をしていきたいと思います。

お金を嫌いになってしまってはお金が近寄ってくれるはずもありません。

建前はわかりますが、否定するような言い方では本気でお金と向き合う気がないと思われます

「お金なんて必要ない」「お金よりも大事なことはある」確かにお金だけが全てではありません。ですがお金があれば大切な人や物も守れますし、お金がないと幸せな家や環境を整えてあげられません

特に仕事をしている人が「お金はそんな必要ではない」と言われても少し違和感を感じてしまいます

多くの場合、「お金なんて必要ない」と主張する人は、実際にはお金の重要性を認識しています。しかし、経済的成功を達成できていない自分を守るために、お金の価値を否定するという防衛機制を働かせています実は心の奥底でお金を欲しがっている人が少なくありません。

表面上はお金や富を否定しながら、内心では経済的な成功を切望している。この矛盾した心理状態は、現代社会において珍しくない現象です

私の身近にいる人や会った事がある人で一番不幸な人々は野望ある怠け者です。志は高いが行動しない、テンションが低い人、決して努力や勉強はしません。

そこで、その「野望があるけど怠け者」は成功者を見て、どのようなエネルギーが生まれるでしょうか?

それは妬みや羨ましさです。やる気のある人を妨害したり、「そんな事する意味ないんじゃない?」など自分より上を目指している人の行動を阻害したり止めようとします。このような人はドリームキラーと呼ばれ近くに居たら大変危険な人物です

否定的な態度、他人の夢や目標に対して、「無理だ」「できっこない」といった否定的な言葉を頻繁に使います。建設的な批判ではなく、単に夢を潰そうとする態度を取ります。それは自分を置いてきぼりにされたくなく、自分より下、または同等な人の輪を崩されたくないからです

良い例が「私と仕事どっちが大切なのよ」や「起業して失敗したらどうすんの?」が代表的なセリフです。このような人たちにやり遂げる大切さや、毎日の継続する力などを力説してところで逆に反感を買う恐れさえあるます。

ドリームキラー達の反感を買わないよう「相手をよく知る」が重要かと思います。

お金自体は中立的なツールであり、お金は単なる交換の道具です。それ自体に善悪はなく、使い方次第で社会に貢献することもできます。

やる気のない人は、他人の積極性が自分の消極性を際立たせることを恐れ、他人の行動を止めて自分の現状を正当化しようとします

お金持ちにならない人の特徴や行動

1. 嫌儲(けんちょ)の姿勢を持つ人

お金を稼ぐことを嫌悪し、儲けることを汚いと考えます。その裏返しは自分ではお金を稼ぐことが事ができないので「お金は必要ない」や「お金より大切な事がある」など稼げない自分の逃げ道を作ります

お金を稼ぐ能力がないと感じると、無力感や挫折感を味わいます。「お金は必要ない」という考えは、この不快な感情から逃れる手段となります。

お金を稼ぐことができない現実と、お金が欲しいという願望の間に生じる心理的な葛藤を解消しようとします。「お金は必要ない」と考えることで、この不快な矛盾を軽減しようとするのです。

お金を稼げないことは自尊心を傷つける可能性があります。「お金は必要ない」と主張することで、自分の価値を金銭的成功以外の面に見出し、自尊心を守ろうとします。

お金を稼ぐためには、新しいスキルの習得やリスクを取る必要があります。「お金は必要ない」と言うことで、これらの挑戦を回避し、現状維持を正当化します。こう言う方は余程の事がない限り新しい挑戦はしません

経済的な苦境や将来への不安から目を背けるため、「お金は必要ない」という考えを持つことがあります。やる気や稼ぐ力のない人に「頑張ろう」や「勉強しよう」と言ったところであまり意味はありません。まず、相手の気持ちや状況を理解していることを示しましょう。

目標を持つ
目標を持つ

他人の成功を妬むよりも、自分の目標に向かって努力することで、より豊かな人生を築ける

2. リスクを取らない人

新しい挑戦や投資を避け、安全な選択肢に固執します。貧困状態にある人は、日々の生活に精一杯で、失敗のリスクを負う余裕がありません。失敗すれば、生活が立ち行かなくなる可能性があるため、安全な選択肢を好みます。

経済的に苦しい状況が続くと、さらなる損失を恐れるあまり、リスクを避ける傾向が強くなります。これは「損失回避」という心理学的概念に基づいています。

貧困状態が長く続くと、自分には状況を変える力がないと感じてしまい、新しいチャレンジを避けるようになります。

貧困層にとって、失敗の影響は非常に大きく、回復が困難な場合があります。そのため、失敗のリスクを極力避けようとします。

身近に成功したリスクテイカーのモデルがない場合、リスクを取ることの利点を理解しにくくなります。

現状が悪くても、それを変えることへの不安から、現状を維持しようとする心理が働きます。

リスク管理や投資に関する教育を受ける機会が少ないため、リスクを適切に評価し、管理する能力が育っていないことがあります。小さな達成可能な目標を設定することを提案します。一気に大きなリスクを取る必要はありません。まずは小さな挑戦から始めてみるのはどうでしょうか

充実感
充実感

リスクを恐れるよりも、リスクを取ることで得られる成長と充実感を考えてみよう

3. ゴシップ情報に時間を費やす

生産的な情報収集よりも、無駄な情報に時間を使います。例えば、人の噂話や失敗などを好んで話すのに人生に関わる建設的な話などは苦手です。

芸能人の不倫ネタや、人の不幸や困ってる話は好んでします。特に注意する点は「会社の同僚の悪口を聞いてあげるだけでも同調したと思われ「〜もそう思ってるって言ってたよ」と自分自身も影口を言っている人物と勘違いさせてしましますので、決して「そうだね」や「その気持ちもわかる」など言わずに「色々あるんだね・・」くらいで話を切り上げて近づかないようにしましょう

他人の話に時間を使うより、自分の夢や目標にエネルギーを注いだ方が、より充実した人生を築ける。そのような話に巻き込まれたら「色々あるよね・・・」と否定も肯定もしないように

4. 財務的に成功していない人の助言に従う

財政的に成功していない人の経験や状況に共感しやすく、親近感を覚えます。同じような境遇の人の話は理解しやすく、受け入れやすいのです。

財政的に成功していない人の経験や状況に共感しやすく、親近感を覚えます。同じような境遇の人の話は理解しやすく、受け入れやすいのです

成功者の助言は自分の行動や信念と矛盾する可能性があり、心理的不快感(認知的不協和)を生みます。失敗者の助言はこの不快感を避けられます

貧困状態が長く続くと、成功の可能性や成功者の助言に対して懐疑的になりがちです。自分を陥れようとしている、損失を被せようとしているなど成功例の乏しさから成功者への猜疑心が大きいです

成功者の助言は多くの場合、努力や変化を要求します。失敗者の助言は現状を正当化し、努力を避ける口実を与えることがあります。基本何もしなければ失敗もしない精神で日々を過ごしている

例えば、企業した事ない人に企業の相談、体調の事を弁護士に伝えても間違っている事の確率が高いです。その場合には「その人の意見は参考になるね。その問題にもっと詳しく精通している人に聞いてみては。」と相談する相手が適任かの指摘をしてあげるのが良いでしょう

5. 感謝の気持ちを持たない

現状に不満を持ち、感謝の気持ちを忘れがちです。貰って当たり前、何か与えた時はその何倍もの恩返しを待っているので、手を貸してもらったり、頼ったりすることは極力避けた方が無難です

ありがとうございます!申し訳ありません!おはようございます!お礼の言葉と謝れる心ときちんとした挨拶!この3つができるだけでコミニケーションには困ることが少なくなるし、ミスをしてもその相手から解決策を教えてもらえるようになるよ!

長期的目線を持てない人

長期的な利益よりも、目の前の満足や安心を求める傾向があります。これは、将来の不確実性に対する不安から生じる心理的な防衛機制とも言えます。10年後の100万円より、今の1万円を選んでしまう傾向にあります

貧困状態が長く続くと、失敗例が多く自分には状況を変える力がないと感じてしまい、長期的な目標を立てる意義を見出せなくなります。

長期的な目標設定の重要性や方法について、適切な教育や情報を得る機会が限られていることがあります。また、自分に自信がない人ほど人に教えてもらうことができない人が多い

短期的思考の習慣化の為、日々の生活に追われる中で、長期的な視点を持つことが難しくなります。過去の失敗経験から、長期的な目標設定の意義を見出せなくなっている可能性があります。

現状を変えることへの不安から、長期的な変化を求める目標設定を避ける傾向があります。沈む船にも最後まで乗っているタイプの人

10年後の自分を考える人はごくわずか。多くの人は即効性がないと取り組みません。毎日コツコツやることが嫌いな人が多いので「竹の成長」のような、その人に適した話をしてあげるのも良いかもしれません

竹の成長竹は最初の4年間、地面から1センチも伸びません。しかし、5年目に突然成長し始め、わずか6週間で15メートルも伸びることがあります。見えないところでしっかりと根を張っていたからこそ、急激な成長が可能になるのです。今の努力は、将来の飛躍的な成長の土台となる

7. 衝動買いを繰り返す

経済的に苦しい状況では、長期的な満足よりも短期的な喜びを求める傾向があります。衝動買いは一時的な幸福感をもたらし、現実の問題から目を逸らす効果があります

期間限定」や「数量限定」といった言葉に影響されやすく、本当に必要かどうかを考える前に購入してしまいます

「お金がない」という現実と「欲しいものがある」という願望の矛盾を、衝動買いによって一時的に解消しようとします。

そのような人と食事をしたり買い物などしないよう注意しましょう

衝動買いの背景にあるストレスや不安などの感情を一緒に探ります。「何か悩みがあるのかな?」と優しく尋ねてみるのも良いでしょう。

8. お金持ちに嫉妬する

自分の状況を他者と比較し、自分が不利な立場にあると感じることで生じる不満や怒りの感情です。お金持ちとの格差を目の当たりにすることで、この感情が強まります。そのような事柄を相対的剥奪感と言います

社会や経済システムが不公平だと感じ、お金持ちが不当に利益を得ていると考えることで、嫉妬や妬みが生まれます。

自分の状況を改善する力がないと感じる無力感から、成功者に対して否定的な感情を抱くことがあります。

教育や就職の機会が不平等だと感じ、それがお金持ちの成功につながっていると考えることで、怒りや妬みが生まれます。SNSなどを通じて、お金持ちの生活が可視化されやすくなり、常に比較にさらされることで嫉妬心が増幅されます。

お金持ちの生活への憧れがある一方で、自分にはそれが手に入らないという挫折感から、嫉妬心が生まれます。「羨ましい」と言う感情から生まれるのが

お金持ちとの比較は不満や嫉妬を生みますが、実際のお金の使い道を考えると見方が変わります。例えば、教育費や介護費用など、必要性のある使い方には共感が得られます。お金の額よりも、その使途に注目することが大切です。

9. 投資よりも貯金に固執する人

お金を持っていない人ほど、お金の話は基本嫌がる傾向にあります。例えば、投資信託お金を増やす機会を逃し、現金を貯め込むことに集中します。

国策であるNISAやIDECOでさえ、自分の金を奪おうまたは詐欺なのではと警戒心を抱かれます

安全性を求めるあまり、成長の機会を逃していないか考えてみよ

10. 自己投資を怠る

自分自身のスキルや知識の向上に投資しません。社会人になって勉強をする方は稀な存在です。体は筋トレをしないと体は衰えていき、知識を得る勉強をしなければ知能がだんだんと衰えていきます。

勉強をしない人は全体の(約96%)つまり100人中96人がしていません。なのでその残り4% の人間になり周りの人が遊んでいる時こそ体の健康と知識を得るためにトレーニングが必要です

この状況は、勉強する人としない人の間で格差が広がる可能性を示唆しています

継続的な学習習慣を身につけることで、キャリアアップや自己成長につながる可能性が高まりますが、「明日から」や「また暇な時に」とやらない理由を考えてしまう傾向にあります

自己投資は、未来の自分への最大の贈り物でありコスパが最高、人生を豊かにする鍵です

行動パターン

向上心がない人や現状維持を好む人は、日々以下のような行動をとる傾向があります:

  1. 日課やルーティンに固執する
    決まった行動パターンを繰り返し、新しいことを試そうとしません。
  2. 学習や自己啓発を避ける
    本を読んだり、新しいスキルを学んだりする機会を積極的に求めません。
  3. 快楽的な活動に時間を費やす
    テレビ視聴やSNSなど、即時的な満足を得られる活動に多くの時間を使います。
  4. リスクを回避する
    新しい挑戦や変化を伴う機会を避け、安全で慣れた選択をします。
  5. 他人との比較を避ける
    自分の現状に満足し、他人の成功や進歩に関心を示しません。
  6. 長期的な目標設定をしない
    将来のビジョンや具体的な目標を立てず、日々をその場しのぎで過ごします。
  7. 批判や助言を受け入れない
    自己改善のための建設的な批判や助言を無視または拒否します。
  8. 責任回避の傾向
    新しい責任や役割を引き受けることを避け、現状の責任範囲内に留まろうとします。

これらの行動は、成長や変化を避け、現状維持を優先する姿勢を反映しています。

変化のきっかけと改善策

もし、貴方を見て「自分を変えていきたい、環境を変えたい」と相談にされた場合には以下のアドバイスが良いかと思います。まずは小さなことから薦めてあげてください。

家計管理でしたら保険の見直しや格安モバイル、マインドでしたら、朝活やお金の勉強などをすることを提案してみてください。貴方も人に教えることによってさらに勉強熱心になる良いきっかけにきっとなります

  1. 小さな目標設定から始める
  • 達成可能な小さな目標を立てる
  • 成功体験を積み重ね、自信をつける
  1. 自己認識を高める
  • 自分の行動パターンや思考を客観的に見つめ直す
  • 現状に満足している理由や変化を恐れる原因を探る
  1. 環境の変化を利用する
  • 新しい環境や状況を変化のきっかけとして活用する
  • 転職、引っ越し、新しい趣味の開始など
  1. 他者との対話を増やす
  • 異なる価値観や考え方に触れる
  • 建設的な批判や助言を受け入れる姿勢を持つ
  1. 学習と自己啓発に取り組む
  • 新しいスキルや知識の習得に挑戦する
  • 本を読んだり、セミナーに参加したりする
  1. 自分の「半径5m」から変える
  • 身近な環境や日常的な習慣から少しずつ変化を起こす
  • 小さな改善の積み重ねが大きな変化につながる
  1. 対話とコミュニケーションスキルを磨く
  • ロジカルコミュニケーション能力を向上させる
  • 他者と共感しながら問題解決に取り組む
  1. 長期的なビジョンを持つ
  • 将来の自分や目指したい姿をイメージする
  • そのビジョンに向かって段階的に行動を変えていく

これらの方法を組み合わせることで、徐々に変化を起こし、自己成長につなげることができます。重要なのは、無理をせず、自分のペースで継続的に取り組むことです。

結果

お金持ちになりたくない人の思考、行動、性格、および向上心ある人の対処法について調査した結果、以上のような特徴が明らかになりました。

これらの人々は、リスク回避的で現状維持を好み、お金に対してネガティブな価値観を持つ傾向があります。

行動面では、財務管理を怠り、投資や自己啓発に無関心で、安定志向の選択をする特徴が見られます。性格的には消極的で自己肯定感が低く、変化を好まない傾向があります。

また、ドリームキラー的な特徴として、他人の成功を批判し、新しいアイデアを否定し、悲観的な見方を押し付ける傾向が観察されました。一方、向上心ある人の足を引っ張る傾向にあるので、相手が自己投資などに興味を持ち始めてから提案や方法を教えるようにしましょう

これらの知見を活用することで、ネガティブな影響を最小限に抑えつつ、自身の成長と成功を追求することが可能となります。重要なのは、自己認識を高め、積極的に自己改善に取り組む姿勢を持つことです

自己投資できる人や人生に前向きな人は、ドリームキラー(否定的な言葉で相手の夢や目標を壊そうとする人)を一方的に毛嫌いする傾向があるけど、そのような性格になってしまった経緯も知ることも大切なんだね

そうだね!なぜやる前から諦めてしまうのか、それには深い訳があるかもしれない。一方的にだらしない奴とか向上心がないと決めつけて馬鹿にしたりすると、その人が今度は貴方の敵になってしまったり足を引っ張る存在になるかもしれません。まずは相手を知って自分の事も知っていれば敵対する関係にはなりにくいかもしれませんね

まとめ

自分がその事を達成したから、他の人もできるとは限りません。例えばお酒が飲める人は、お酒が飲めない人がなぜ飲めないのか理解はあまりできません。鳥も人間を見て「なぜ飛べないんだろう?」と思っているかもしれないので得意、不得意は人それぞれ。

大切な事はなぜ相手が「なぜそんなにネガティブな性格になってしまったのか」を知る必要があるかもしれません。こちらが良いことを薦めても出来ない事は出来ませし、やりたくても方法がわからないがけかもしれません。

相手の長所と短所を知りそれを理解してあげながら付き合って行くのがコミュニケーションだと思います。

以上です。このブログが少しでも参考になって他の記事も読んでくれたら嬉しいです。

この話は2まで続きがあります⇨お金持ちになりたくない人の特徴と行動2

自己投資はコスパが良い一番の投資、体も心もちゃんと鍛えて自分の成長にお金も労力もかけて成長していきましょう。人生一生勉強です。

このブログを読んでいただけた方には「お金の苦労」がなくなれば良いなと思っています。

では次の記事でお会いしましょう!

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