
さて、中級編の最後の問題です。初級からこの中級編③までの問題を解いてくレた人は、かなりの金融リテラシー高めの人ですね。
🏦 第1問
銀行預金の金利が上昇すると、一般的に債券価格はどうなりますか?
A. 上がる
B. 下がる
C. 変わらない
D. 関係ない
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✅ 正解:B. 下がる

🐟 まもるの解説!
金利が上がると、過去に発行された低金利の債券は価値が下がります。なぜなら、新しく発行される債券のほうが高い利息をもらえるため、古い債券の人気が落ちてしまうからです。
つまり、金利と債券価格はシーソーの関係なんです。
金利が上がれば価格は下がり、金利が下がれば価格は上がる──この逆の動きを覚えておきましょう。
💹 第2問
投資信託の「信託報酬(運用管理費用)」が高いと、投資家にとってどうなる?
A. 運用成果が出やすくなる
B. 手数料負担が増えてリターンが減る
C. 投資期間が短くなる
D. ファンドが安定する
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✅ 正解:B. 手数料負担が増えてリターンが減る

🐟 まもるの解説!
投資信託の信託報酬(運用管理費用)は、あなたの資産から毎日少しずつ引かれている手数料です。
金額が小さく見えても、長期で積み上げると大きな差になります。
信託報酬が高いファンドほど、運用成績が同じでも手元に残る利益は減ってしまうんです。
投資信託を選ぶときは、「内容」とあわせて手数料の低さにも注目しましょう。
🧾 第3問
株式投資で得た「配当金」は、通常どのように課税される?
A. 非課税
B. 総合課税
C. 分離課税(源泉徴収あり)
D. 住民税のみ課税
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✅ 正解:C. 分離課税(源泉徴収あり)

🐟 まもるの解説!
株式の配当金には、あらかじめ税金が引かれて振り込まれます。
これを「源泉徴収」といい、
税率は**約20%(所得税15%+住民税5%)**です。
つまり、口座に入ってくる配当金は、すでに税引き後の金額なんですね。
💰 第4問
インフレ率が2%で、預金金利が0.2%の場合、実質的にお金の価値はどうなる?
A. 変わらない
B. ゆるやかに増える
C. 目減りする
D. 大きく増える
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✅ 正解:C. 目減りする

🐟 まもるの解説!
物価が上がるスピード(インフレ率)が、預金の金利よりも高いと、お金の実質的な価値は下がります。
たとえば、金利が0.2%しかないのに、物価が2%上がると、実質的には1.8%目減りしているのと同じです。
つまり、銀行に預けているだけでは、お金の力が弱まっていくということ。
インフレに負けないためには、少しずつでも資産を増やす工夫が必要ですね。
📊 第5問
ドルコスト平均法の特徴として正しいのはどれ?
A. 一度にまとめて投資する
B. 一定金額を定期的に投資する
C. 株価が上がると購入額が増える
D. 株価の高い時に多く買う
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✅ 正解:B. 一定金額を定期的に投資する

🐟 まもるの解説!
ドルコスト平均法とは、
一定の金額を定期的に投資する方法です。
たとえば、毎月1万円ずつ積み立てるような形ですね。
価格が高いときは少なく買い、安いときは多く買うことで、平均購入単価を下げる効果が期待できます。
一度に大きく買うよりも、
感情に左右されずコツコツ投資できるのがポイントです。
🏠 第6問
マイホーム購入の際に、住宅ローンの「返済負担率」とは何を意味する?
A. ローンの残高比率
B. 年収に対する年間返済額の割合
C. 金利の変動幅
D. 固定資産税の割合
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✅ 正解:B. 年収に対する年間返済額の割合

🐟 まもるの解説!
返済負担率とは、
年収に対してローンの年間返済額がどれくらいの割合かを表す数字です。
大体の目安は、「年収の5〜8倍」くらいにあたります。年収400万円の方は大体、2.000万〜3.200万を目安に物件を検討するのが基本です
月のローンの金額ですが、たとえば、年収400万円で年間返済額が100万円なら、返済負担率は**25%**になります。
一般的には、返済負担率が25〜30%を超えると危険ゾーンといわれています。
ローンを組むときは、「借りられる金額」ではなく、
無理なく返せる金額を基準に考えることが大切です。
📈 第7問
株式市場で「PER(株価収益率)」が低いというのは、一般的にどう評価される?
A. 割高
B. 割安
C. 配当が多い
D. 株価が高い
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✅ 正解:B. 割安

PER(ピーイーアール)とは、
株価がその会社の利益の何倍まで買われているかを示す指標です。
たとえば、PERが15倍なら、
「会社の1年分の利益の15年分の価格で株を買っている」という意味になります。
一般的には、**PERが低いほど“割安”、高いほど“割高”**と判断されます。
ただし、成長が期待される企業は、PERが高くても買われることがあります。
数字だけで判断せず、
業界平均や将来の成長性もあわせて見るのがポイントです。


普通なら、PERが60倍以上の株は「高すぎて買えない」と思いますよね。
でも、**エヌビディア(NVDA)**は少しちがいます。
今の利益ではなく、
これからの成長への期待で株が買われているからです。
AIや半導体の分野で世界中から注目されていて、「まだまだ伸びる」と思う投資家が多いんです。
PERが高いのは、
“これからもっと利益を出すはず”という期待の証なんです。
💳 第8問
クレジットカードの「キャッシング枠」と「ショッピング枠」の違いとして正しいのは?
A. どちらも現金を引き出せる
B. キャッシングは現金の借入、ショッピングは商品の購入
C. ショッピング枠は利息がつかない
D. 違いはない
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✅ 正解:B. キャッシングは現金の借入、ショッピングは商品の購入

🐟 まもるの解説!
クレジットカードには、ショッピング枠とキャッシング枠の2つがあります。
ショッピング枠は、カードで商品やサービスを購入するための利用枠です。
一方、キャッシング枠は、カードを使って現金を借りるための枠です。
キャッシングは「借入」となるため、**利息(金利)**が発生します。
使いすぎると返済が重くなることもあるので、
必要なときだけ利用するのがポイントです。
🧠 第9問
投資で損失を出したとき、感情的に「取り返そう」と焦って取引を重ねる心理を何という?
A. サンクコスト効果
B. オーバーコンフィデンス
C. ギャンブラーの誤謬
D. 損失回避バイアス
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✅ 正解:D. 損失回避バイアス

🐟 まもるの解説!
損失回避バイアスとは、
人は利益の喜びよりも、損失の痛みを強く感じるという心理のことです。
たとえば、1万円得した喜びよりも、
1万円失ったショックのほうが大きく感じませんか?
この心理が働くと、
「損したくない!」という気持ちが先に立ち、冷静な判断ができなくなることがあります。
投資で損を取り戻そうと焦ったり、
含み損の株を売れずに抱え続けてしまうのもこの影響です。
感情ではなく、
ルールに基づいた行動を心がけることが大切ですね。
🌍 第10問
外貨預金や海外ETFなどに投資する際、「為替手数料」はどのタイミングで発生する?
A. 為替レートが変わるたび
B. 外貨を買う・売るとき
C. 利息を受け取るとき
D. 毎月自動で引かれる
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✅ 正解:B. 外貨を買う・売るとき

🐟 まもるの解説!
外貨預金や海外ETFなどの取引では、
**外貨を「買う」ときと「売る」とき」**に為替手数料がかかります。
たとえば、1ドル=150円のときに外貨を買う場合、
銀行や証券会社は数銭〜数十銭の上乗せをして販売しています。
つまり、同じ1ドルでも、「買うとき」と「売るとき」で円換算のレートが違うということ。
この差が為替手数料です。
少額でも積み重なると大きなコストになるため、
取引前に手数料のチェックしておくことが大切です。


⇧著者の実際の購入画像です!
このトルコリラMMF、私も実際に5万円分を買ってみました。
私の場合、購入後すぐに約−2,300円の評価損。

はぁ⤵︎?買った瞬間にマイナスはないやろ!💢こんなん、目論見書読んでもわからんで!
買ったときは 1トルコリラ=3.53円、でも市場レートは 3.50円前後。
この差(0.03円)が為替手数料なんです。
つまり、外貨建MMFは「手数料無料」と書かれていても、
レートの中に手数料が含まれているため、買った瞬間から少しマイナスでスタートします💢
私の場合、購入後すぐに約−2,300円の評価損。
これが、為替変動とスプレッドの影響なんです。
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