本田晃一さんの『なんか勝手に人生がよくなる やめることリスト』を読んで、私自身が感じたことがあります。
それは、人生は「何かを増やすこと」だけで良くなるわけではない、ということです。
どれも一見すると、大切なことに見えます。
でも、何でも抱え込んでしまうと、人生は少しずつ重くなります。
この記事は、本の内容をそのまま要約するものではありません。
私が本を読んで、自分の人間関係や50代からの生き方に置き換えて感じたことを書いています。
今回、私が特に大事だと感じたのは、次の3つです。
捨てると楽になるリスト
① 人間関係では、「挨拶だけ」でいい人がいる。
苦手な人にまで好かれようとすると、人生は疲れます。
② 承認欲求では、「自分の武器になる努力」を優先する。
人にすごいと言われるためだけの努力は、自分の人生からズレることがあります。
③ 幸せでは、「家康より現代の自分の方が快適かも」と考えてみる。
幸せを探し続けるより、今すでにある幸せに気づく方が大切です。
何かを増やすより、
やめることで人生が軽くなることもあります。
今回は、人生でやめた方がいいことを3つに絞って書いてみます。
1. 苦手な人にまで好かれようとするのをやめる

お金や健康は、自分の行動を変えることで改善できる部分があります。
でも人間関係は、相手がいることなので、自分の努力だけではどうにもならないことがあります。
自分の接し方は変えられても、相手の性格や価値観までは変えられません。
だからこそ、合わない人と無理に分かり合おうとすると、こちらが疲れてしまうことがあります。
どれだけ気を使っても、合わない人はいます。
どれだけ丁寧に接しても、なぜか疲れる人もいます。
私自身、これは本当にそう感じています。
苦手な人と、なんとか関係を良くしようとしたこともありました。
相手に合わせたり、言葉を選んだり、距離を縮めようとしたり。
でも、どうしても合わない人には、何を言っても伝わらないことがあります。

もちろん、相手が悪いという話ではありません。
ただ、考え方や価値観が大きく違うと、頑張れば頑張るほど、こちらが疲れてしまうこともあります。
そこで、無理に仲良くなることをやめました。
すると、良い関係になるわけではありません。
でも、衝突することはかなり少なくなりました。
人間関係は、必ずしも「仲良くなること」だけが正解ではないのかもしれません。
挨拶はする。
でも、深入りしない。
このくらいの距離感が、いちばん平和な相手もいるのだと思います。
もう一つ、私が意識していることがあります。【重要】
苦手な人ほど、こちらから先に挨拶をすることです。
先に挨拶をしておけば、最低限の礼儀は果たせます。
そして、そのまま話し込まず、すぐに別の人にも挨拶をする。
そうすると、苦手な人への挨拶だけで会話が止まらず、自然に次の人へ意識を移せます。
苦手な人から見ても、こちらが次の人に挨拶をした時点で、自然と会話の対象が移ります。
無視するわけではありません。
冷たくするわけでもありません。
ただ、挨拶はきちんとする。
でも、必要以上に深く関わらない。
この流れを作るだけでも、人間関係の負担はかなり減ると思います。
2. 人に認められるためだけの努力をやめる

人から認められたい。
これは誰にでもある感情だと思います。
- 「すごいね」と言われたい。
- 「よく知ってるね」と言われたい。
- 「さすがだね」と思われたい。
こういう気持ちは、別に悪いことではありません。
私たちは子どもの頃から、評価される環境の中で育ってきました。
そういう中で育てば、人から認められたいと思うのは自然なことです。
ただ、少し気をつけたいのは、
「人に認められるためだけの努力」になってしまうことです。
たとえば、

「金融知識を学びたい。」
「今担当している仕事の知識を深めたい。」
「会社の人ともNISAやiDeCoについて議論したい」
そう思っている人がいたとします。
でも、周りではサッカーや野球、昔のテレビ番組など、
その年代ならではの話題で盛り上がっている。
その話に入れないと、
なんとなくコミュニケーションが取りにくくなる気がする。
「少しは」詳しいと思われたい。
会話に入れない自分が、少し寂しく感じる。
そうして、本当はそこまで興味がないのに、
周りに合わせるためだけに、スポーツニュースを見たり、選手名や試合結果を覚えたりしてしまう。
もちろん、サッカーや野球が好きなら、それは楽しい時間です。
趣味として楽しめるなら、何も悪いことではありません。
でも、本当は別のことを学びたいのに、
人に合わせるためだけに時間を使っているなら、少しもったいない。
その場では、会話に入れるかもしれません。

「そうなんだよ、よく知ってるね!」
と言われるかもしれません。
でも、その知識は将来の自分を助けてくれるでしょうか。
50代になって感じるのは、
時間も気力も無限ではないということです。
だからこそ、誰かに認められるためだけではなく、
自分の生活を少しでも良くするために時間を使う。
そんな考え方も、大切だと思います。
3. 幸せを追い求めるのをやめる

最後に、人はつい、もっと幸せになりたいと思います。
- もっとお金があれば。
- もっと良い家に住めたら。
- もっと自由な時間があれば。
- もっと人から評価されたら。
- もっと楽しい毎日になれば。
- もっと面白い娯楽があれば。
そう考えること自体は悪くありません。
向上心があるから、人は頑張れる部分もあります。
でも、幸せを追い求めすぎると、今ある幸せが見えなくなります。
今この記事を読んでいる人は、おそらくスマホかパソコンで読んでいると思います。
ということは、少なくともネットにつながる環境があります。
電気があります。
屋根のある部屋があります。
食事を作る環境があります。
お風呂にも入れます。
トイレもあります。
スマホがあれば、YouTubeや音楽などの娯楽も楽しめます。

もちろん、今の生活に不満がないという意味ではありません。
仕事が嫌な人もいるでしょう。
収入に不安がある人もいるでしょう。
人間関係で悩んでいる人もいると思います。
将来のお金が心配な人もいると思います。
それでも、少し視点を変えると、今の生活にはかなり恵まれている部分があります。
ここで、少し極端な比較をしてみます。
もし、今この瞬間に徳川家康になれるとしたら、なりたいでしょうか。
徳川家康といえば、歴史上の大人物です。
天下人であり、強い権力も持っていました。
でも、生活の快適さで考えるとどうでしょうか。
| 比較項目 | 徳川家康の時代 | 現代の私たち |
|---|---|---|
| 情報 | 手紙・人づて・使者が中心 | スマホで調べられる |
| 移動 | 馬・駕籠・徒歩 | 電車・車・飛行機 |
| 夜の明かり | ろうそく・行灯 | 電気・LED照明 |
| 暑さ寒さ | 扇子・火鉢 | エアコン・暖房 |
| トイレ | 汲み取り式 | 水洗トイレ |
| 医療 | 現代医学なし | 病院・薬・救急医療 |
| 娯楽 | 能・囲碁・茶など | 動画・音楽・漫画・ゲーム |
こうして見ると、権力や名声は昔の大人物の方が圧倒的にすごいです。
ただ、「生活の快適さだけ」で考えると、現代の普通の暮らしにも、かなり恵まれている部分があります。
もちろん、快適さと幸せは同じではありません。
昔の人には、昔の人なりの充実感や、生きている実感があったと思います。

そして、不安や悩みは現代だけのものではありません。
こうしたものは、昔の人にもあったはずです。
だから、単純に「現代の方が幸せ」とは言えません。
ただ、生活の快適さという面では、今の暮らしにもかなり恵まれている部分があります。
こういうことは、普段は当たり前に感じてしまいます。
でも、本当はかなり大きな幸せなのかもしれません。
幸せを追い求めることは悪いことではありません。
ただ、遠くにある幸せばかり探していると、今ある幸せに気づけなくなることがあります。
私の母が、よくこんなことを言っていました。

「幸せになることばかり考えていると、かえって心が苦しくなるよ」
今になると、その意味が少し分かる気がします。
やめることで、人生は軽くなる

人生を良くしようとすると、つい何かを足そうとします。

もっと勉強しなきゃ。
もっと稼がなきゃ。
もっと人脈を作らなきゃ。
もっと頑張らなきゃ。
もっと幸せにならなきゃ。
もちろん、努力が必要な場面はあります。
でも、何でも足せばいいわけではありません。
ときには、やめることも必要です。
- 苦手な人にまで好かれようとするのをやめる。
- 人に認められるためだけの努力をやめる。
- 幸せを遠くに探し続けるのをやめる。
この3つをやめるだけでも、人生の負担はかなり軽くなると思います。
余計なものをやめる。
それだけでも、人生はかなり軽くなるのではないでしょうか。
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本の内容をそのまま要約したものではなく、50代になった今の自分の人間関係や生き方に置き換えて書いています。
読んだ後に、少し肩の力が抜けるような一冊でした。
何かに疲れた時、この本を読み返してみてはどうでしょうか。
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