お金が貯まらない人がハマる社会の仕組み|なぜ世の中はあなたに貧乏でいてほしいのか

かしこく節約|ムリなく貯める生活術

銀行は「お金がない人」から長く利益を取れる

なぜかお金が貯まらない。

節約しているつもりなのに、気づけば毎月お金が消えている。

給料が入っても、家賃、ローン、保険、スマホ代、サブスク、食費でほとんど残らない。

そんな状態が続くと、つい自分を責めてしまいます。

「自分はお金の使い方が下手なんだ」
「意志が弱いから貯まらないんだ」

もちろん、本人のお金の使い方にも原因はあります。

無駄遣いをしていれば、お金は貯まりません。

と思ってしまう人もいるかもしれません。

もちろん、本人のお金の使い方にも原因はあります。

無駄遣いをしていれば、お金は貯まりません。

でも私は、それだけで片づけるのは少し違うと思っています。

世の中には、人がお金を使い続けることで成り立っている仕組みがあります。

銀行、会社、国、安売りの店、そして身近な人間関係。

こうしたものにとっては、あなたが完全に豊かになって自由になるよりも、ほどほどにお金に困っている方が都合がいい面があります。

働き続け、借り続け、消費し続けてくれるからです。

この記事では、「なぜ世の中は、あなたに貧乏でいてほしいのか」という少しきついテーマを、お金が貯まらない人がハマりやすい社会の仕組みとして整理します。

お金に余裕がない人ほど、住宅ローンに長く縛られやすい

つまり住宅ローンとは、銀行にとって長期間にわたり利息を生み続けてくれる商品でもあります。

しかも、この仕組みは銀行だけで成り立っているわけではありません。

家を売る不動産会社と、お金を貸す銀行。

この2つがそろうことで、家を売る側とお金を貸す側にとって、とても都合のいい仕組みが完成します。

不動産会社は「マイホームは夢」「自分の城」「家賃を払うのはもったいない」と家を買う方向へ背中を押します。

銀行は「今すぐ全部は払えなくても、ローンなら買えます」とお金を貸します。

もちろん、住宅ローンそのものが悪いわけではありません。

家を買うために必要な仕組みでもあります。

ただし、借りる側が仕組みを理解していないと、長い年月をかけて大きな利息を支払うことになります。

住宅ローンの借入額は、一般的に年収の5〜7倍程度が目安です。ですが、審査や条件次第では年収の8倍近い金額まで借りられることもあります。

こうして買う側は夢のマイホームを手に入れたつもりでも、その裏では何十年も支払い続ける仕組みが出来上がります。

しかも住宅ローンの本当の怖さは、毎月の返済そのものだけではありません。

ローンがあると、仕事を簡単には辞められなくなります。

収入が減る挑戦もしにくくなります。

転職、独立、休職、引っ越しさえも慎重にならざるを得ません。

つまり住宅ローンは、家を買うための借金であると同時に、その人の生き方や自由まで縛る契約でもあります。

本当にお金に余裕がある人は、そもそも大きな金額を借りません。

だから銀行にとって都合がいいのは、「今はお金が足りないけれど、どうしても欲しいものがある人、借金をする人」です。

そういう人ほど借り、長く返し、結果として銀行に利益をもたらします。

私は、ここに銀行という業種の本質があると思っています。

お金に余裕のない人が多いほど、借金の需要はなくなりません。

その中でも住宅ローンは、最も長く、最も大きく、そして最も人生を縛りやすい商品です。

だから私は、銀行こそ「人がお金に困っている状態」で最も利益を出しやすい業種のひとつだと思っています。

お金に余裕がない人ほど、会社を辞めにくくなる

次に考えたいのは、会社の仕組みです。

これは、経営者である私自身も実感していることです。

会社にとって本当に都合がいいのは、仕事が好きで働いている人だけではありません。

生活費、家賃、ローン、保険料のために、簡単には辞められない人です。

  • 生活費のため。
  • 家賃のため。
  • ローンのため。

毎月の給料が止まると困る人ほど、会社を簡単には辞められません。

多少の不満があっても、生活のために我慢せざるを得なくなります。

給料は入る。
生活もできる。
でも、自由に辞められるほどの余裕はない。

この状態になると、会社に不満があっても簡単には動けなくなります。

会社側から見れば、

経営者
経営者

「ここを辞めたら生活が苦しくなる。だから簡単には動けないだろうな」


こう見られてしまうと、多少の無理な要求でも断りにくくなります。

これは社員だけの話ではありません。
下請け業者でも、同じような立場になることがあります。

  • 急な呼び出しや、人手不足のしわ寄せにも逆らいにくい。
  • 有給を取りにくい空気を受け入れてしまう。
  • 足元を見るかのような要求をしてくる。

生活を会社に依存している人ほど、
「おかしい」と思っても断りにくくなるからです。

世の中にお金の余裕がない人が多いほど、会社は条件を大きく改善しなくても人を集めやすくなります。

もちろん会社も、社員に極端な貧困までは求めていません。

本当に生活できないレベルまで追い込めば、離職やトラブルが増え、会社にとっても不都合だからです。

だから理想は、言い方は悪いですがこうです。

生活はできる。
でも余裕はない。
すぐに辞める環境ではない。

つまり、お金に余裕がない状態は、会社に対して弱い立場を作ってしまいます。

会社が直接あなたを縛っているわけではありません。

でも、生活費や固定費が重くなるほど、会社を辞める自由は少しずつ失われていきます。

国にとって、給与から自動的に徴収できる仕組みは都合がいい

国が一人ひとりを意図的に貧乏にしようとしている、という話ではありません。

ただ、国の仕組みとしては、税金や社会保険料を安定して集めやすい人が多いほど、制度を運営しやすくなります。

特に会社員の場合、所得税、住民税、健康保険料、厚生年金保険料などが、給与から自動的に差し引かれます。

本人が毎月自分で支払っている感覚は薄くても、実際には給料が振り込まれる前に、かなりの金額が引かれています。

これは国にとって、とても安定した仕組みです。

一人ひとりが毎回納付するよりも、会社を通して給与から天引きする方が、税金や社会保険料を集めやすいからです。

もちろん、この仕組み自体が悪いわけではありません。

年金、医療、介護、道路、公共サービスなどは、こうしたお金によって支えられています。

ただ、私たち個人の側から見ると、給与から自動的に引かれる仕組みに慣れすぎると、自分がどれだけ負担しているのか見えにくくなります。

さらに消費税のように、買い物のたびに自然に負担している税金もあります。

その結果、「手取りが少ない」「なぜかお金が残らない」という感覚だけが残りやすくなります。

つまり会社員は、最初から税金や社会保険料が回収されやすい仕組みの中に入っているとも言えます。

国があなたを直接貧乏にしようとしているわけではありません。

ただ、給与から引かれ、買い物でも税金を払い、気づかないうちにお金が出ていく仕組みの中にいると、お金は残りにくくなります。

安い店は庶民の味方だが、ついで買いも増えやすい

ディスカウントストアや100均は、生活が苦しい人の助けになります。

物価が上がり、給料が伸びにくい時代に、安く買える店があるのは庶民にとってありがたいことです。

ただ同時に、こうした店は生活に余裕がない人が多いほど強くなる商売でもあります。

たとえば、148円のお弁当だけを買えば、確かに安く済みます。

でも実際には、飲み物、お菓子、カップ麺、惣菜などを一緒に買ってしまうことがあります。

安い商品は入口になります。

店に入った時点で、ついで買いの誘惑も増えるのです。

「これも安い。ついでにこれも」
「半額シールなら、とりあえず買い」
「100円なら失敗してもいい」

こういう気持ちになると、本来買う予定ではなかった物まで買いやすくなります。

この商売の強さは、高い物を少人数に売ることではありません。

安い物をたくさんの人に、何度も買ってもらうことです。

つまり、本当に裕福な人を相手にしなくても回ります。

日々の出費に敏感な人。
できるだけ安く済ませたい人。
少額の差に反応する人。

そういう人が多い社会ほど、この業態は強くなります。

もちろん、安く売ってくれること自体が悪いわけではありません。

ただ、「安いから大丈夫」と思って買い続けていると、必要のない支出まで増えてしまいます。

ディスカウントストアや100均は、庶民を助ける場所です。

安い店は庶民の味方です。
でも同時に、庶民の「まあ安いからいいか」という油断でも儲けています。

ここが、この商売の少し皮肉なところです。

周りの人は、あなたが変わらない方が安心する

最後は、銀行でも会社でも国でもありません。

あなたの周りにいる人たちです。

同僚。
友人。
兄弟。
知人。
時にはパートナーです。

一見すると、周りの人はあなたの味方に見えます。

もちろん、本当に応援してくれる人もいます。

ただ、すべての人があなたの変化を喜ぶとは限りません。

人は、他人の成功そのものが嫌なのではなく、
自分だけが置いていかれることに不安を感じます。

だから、あなたが節約を始めたり、投資を始めたりして、少しずつ余裕を持ち始めると、急に空気が変わることがあります。

もちろん、心配して言っている場合もあります。

でも中には、

「お金も知識も、自分を置いて先に変わってほしくない」

という気持ちが混ざっていることもあります。

あなたが成長しても、周りの人に大きな得はありません。

むしろ同僚なら、先に出世する。
先に評価される。
先に立場が強くなる。

そうなると、口では応援していても、心のどこかで

「自分と同じ場所にいてほしい」
「できれば、少し下の位置にいてほしい」

と思ってしまうことがあります。

つまり周りの人にとって都合がいいのは、あなたが豊かになることではなく、今まで通りの位置にいてくれることなのかもしれません。

禁煙やダイエットの成功は、わりと素直に祝福されやすい。

でも、お金や資産形成の成功になると、なぜか空気が変わる。

なぜこれは平気で、こっちはだめなのか。

私にもまだうまく説明しきれませんが、その違いの中に、この話の答えがあるような気がしています。

まとめ

銀行は、住宅ローンで長く回収できます。
会社は、お金がない人ほど安く長く使いやすい。
国は、昔は力を持たせすぎず、今は税金や社会保険を取りやすい形を好む。
ディスカウントストアや100均は、庶民の味方でもある一方で、生活が苦しい人が多いほど強くなる。
そして周りの人は、あなたが貧乏だから喜ぶのではなく、自分と同じ場所にいてくれると安心する。

世の中には、あなたが豊かになることを、心から歓迎しない立場が思った以上にあるのかもしれません。

著者
著者

そーなんだよなぁ。
「変わらないお前」だから付き合いやすい。
そういう関係って、実際あるんだよな。

↑こんときは友達多かったな💦

今では話が合う友達もいないっすよ・・・

まもる
まもる

でも、変わってよかったと思うよ。
あの頃のままだったら守れた関係もあったかもしれない。
それでも今のあなたには、あの頃にはなかったものがちゃんとあるはずです

少し人間関係が変わったとしても、それ以上に自分の人生が前に進んだのなら、むしろ良かったと思っていいのだと思います。

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