生活防衛資金はいくらあればいい?

家計管理
まもる
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みさなんこんにちは!ファイナンシャルプランニング技能士(FP)のまもるです。

生活防衛資はいくらあればいい?

今回は生活防衛資金をテーマに解説していきたいと思います

生活防衛資金とは、万が一の事態に備えて用意しておく資金のことです。簡単に言いますと、「使う予定のない貯蓄」です。

半年後や一年後に使う予定のお金は生活防衛資金にはなりません。完全に手をつける予定のない金額を用意するのが「生活防衛資金です」

会社員なら6ヶ月、自営業の方なら1年の生活費を目安に貯蓄する必要があります

ではなぜ生活防衛資金が必要なのか?例えば6ヶ月分の生活費の貯蓄があると

✅急な退職やリストラになっても少しの間は生活できる

✅病気や怪我でも治療費や生活費の予備金がある

✅大切な人(夫や嫁、子供)を助けることができる

✅パートナーが安心する

生きていると色々あります。今の仕事を続けていたら体や心が壊れてしまう、パートナーの怪我や病気、家族の予期せぬ急な出費。これらの事があっても6ヶ月生活資金があれば何か手を打てる時間が十分にあります

突然な事に慌てる事なく「生活防衛資金があるから大丈夫!」と思える「心の余裕」を生み出せる為に生活防衛資金を確保しましょう

収入の途絶に対する備え

  • 突然の失業や会社の倒産による収入停止への対応
  • 病気やケガによる長期休職時の生活費確保
  • パートナーの失業

緊急時の支出への対応

  • 予期せぬ医療費や入院費用の支払い
  • 交通事故などによる突発的な出費への対処
  • 身内の葬式、火葬料金

生活の安定性確保

  • 収入が減少した際の当面の生活費確保
  • 収入源確保までの生活維持

心理的安心感の提供

  • 万が一の事態に対する経済的な備えがあることによる安心感
  • つらい職場から余裕のある転職活動の確保(失業保険もあれば+3ヶ月)
生活防衛資金の特徴
  • 貯金とは別に準備する必要がある
  • 6ヶ月分の生活費と6ヶ月以内に必要とする資金(子供の教育費や不定期な車の税金、支出金)
  • 保険とは異なり、どのような事態でも使用できる
  • 万が一の事態が起こらなければ、余剰資金として活用可能
  • 精神安定剤になる(心の余裕)
生活防衛資金の必要性

生活防衛資金がないと、以下のような状況に陥る可能性があります:

  • 必要な生活費を調達できない
  • ローン返済ができない
  • つらい職場にしがみつかないといけない
  • 教育資金や老後資金などの重要な貯蓄を取り崩してしまう
  • 配当株やインデックス投資信託を売らざる負えない
生活防衛資金の目安額

生活防衛資金の目安は、一般的に生活費の3ヶ月〜半年分とされています。ただし、具体的な金額は家族構成や生活状況によって異なります。例えば:

  • 独身一人暮らし: 生活費の3ヶ月〜半年分
  • 子供のいない夫婦: 生活費の半年分程度
  • 子供のいる家族: より多めの準備が必要

生活防衛資金は、予期せぬ事態に対する経済的な備えとして重要な役割を果たします。個々の状況に応じて適切な金額を設定し、計画的に貯蓄することが大切です。

生活防衛資金があるメリットと使い方
  • 収入が途絶えた際の生活費確保(急な失業、リストラや定期的に入っていた収入の削減など)
  • 緊急の医療費や修繕費への対応
  • お金が貯まりやくすなる
  • 投資で成功しやすくなる(資金に余裕があるので狼狽売りやわずかな利益確定をしなくなる)
  • 心理的な安心感の獲得

何かあっても6ヶ月は平気!と言う気持ちが日々の不安が減少し、心に余裕が生ませます。実際生活防衛費を用意する前とした後では人とのコミニケーションも良くなり何より自分自身に自信がつきます。

例えば生活費に追われ今勤めている会社に不満があっても辞められない状態だったのが、6ヶ月の生活防衛費+失業保険(仮に3ヶ月)で9ヶ月もあれば良い転職先を探す時間ですとか、企業独立、個人事業主など色々なことにも挑戦できるようになります。

私の経験ですが「防衛資金貯まったら会社を辞める」と目標を作った時から嫌な会社勤めもゴールが見え、勤めている時も思い出の様な感覚で仕事できたので苦にならなかった。

生活防衛資金のメリット
  1. 経済的安定性の確保
    生活防衛資金があれば、一時的な収入の喪失や予想外の出費があっても、日常生活を維持できます
  2. ストレス軽減
    緊急時の資金準備があることで、金銭的な不安が軽減され、精神的な余裕が生まれます。
  3. 選択肢の拡大
    十分な資金があれば、転職や起業など、新たなキャリアにチャレンジする際のリスクを軽減できます。
  4. 借金の回避
    急な出費に対して、高金利のローンや借金に頼る必要がなくなります
  5. 長期的な資産形成の基盤
    生活の安定性が確保されることで、より積極的な投資や資産運用に取り組むことができます

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生活防衛資金の目安

一般的に、生活費の3〜6ヶ月分が目安とされています。ただし、個人の状況によって適切な金額は変わります。

  • 独身の場合:月の支出が15万円なら、45万円〜90万円
  • 家族4人の場合:月の支出が30万円なら、90万円〜180万円
生活防衛資金の効果的な貯め方
  1. 自動積立の活用
  2. 支出の見直しと節約
  3. 副収入の確保
  4. 臨時収入(ボーナスなど)の一部を充当
  5. 不要な支出の削減(サブスクの契約解除やギャンブルなど)

生活防衛資金は、単なる貯金ではなく、人生の安全な命網です。計画的に準備することで、将来の不確実性に対する備えとなり、より自由で柔軟な人生設計が可能になります。まずは自分の生活スタイルに合わせた目標額を設定し、着実に積み立てていくことから始めましょう

手っ取り早い固定費などの削減項目は・・・

① 自家用車を手放す

車一台で月5万円、年間60万削減できるかもしれません。駐車場代、車検費用、車両保険、自賠責保険、ガゾリン、重量税、メンテナス代、カー用品、車だけで何種類もの費用が発生しています。

自動車の維持費などを記事にしたなぜかやめられない無駄使いで車の維持費について簡単に説明があります。車の使用頻度が少ない方は参考にしてください

②民間保険(生命保険) 

これに関しては別に記事を書いています。毎月病気や不幸になったらお金が手に入ると言うことは、毎月自分が病気になるにお金を保険会社に「賭けている、ベットしている」と言うことと同じことです。生活防衛費があれば大体の民間保険は不要です。

是非、保険の見直しをしてみてください。不要な保険リストに保険を解説した記事があります。これを読んで不要な保険を見つけその分を生活防衛や投資に回しましょう

これも関連記事です:不要な民間保険は解約しよう

③ギャンブルやスマホ課金ゲーム

最低、防衛資金が貯まるまでは控えましょう!ギャンブルやゲームの日本人平均金額は正確には算出できませんが、月3万〜5万円(年36万〜60万)ほど、ほぼ確実と言っていいほど資産を減らしています。

参考記事:危険な投資商品で打線を組んだ(パチンコ、パチスロ編)

④3大通信モバイルキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)からの変更 月7千円削減 年8万4000円

①〜④の合計 月10万7千円 年にすると・・・128万4千円

よく格安モバイル(楽天モバイル、ahamo、日本通信)は繋がらないでしょ?とご意見を頂きますが、あまり変わりません。ただ通信時間が多い時間帯(朝や8時〜10時位)は少し速度が遅いと感じる時があるくらいです。よほど地下施設や山奥、ビルの中でない場合支障はありません

参考記事は→楽天ポイントで楽天モバイルを無料にしよう

これらを見直しや解約などすれば生活防衛資金の貯蓄もすぐに貯められます。家計管理や資産形成を始めるにはまず貯金ではなく「生活防衛資金」から始めてみてはいかがでしょうか

まとめ・結果

お金を貯めるのは段取りができていればあとは自然にお金は貯まっていきます。最初に不要なサブスクや保険解約、見直し、車の必要性(カーシェア、レンタル)を見直して家計管理をしてみてください。私はあまり細かい節約(電気をこまめに消すなど)はストレスの元になると思っていますからまずは自分だけでコントロールできる支出から削減してください。

まずは固定費や無駄な支出削減から始めましょう。

以上です。このブログが少しでも参考になって他の記事も読んでくれたら嬉しいです。

生活防衛資金は自分を助けるだけではなく大事なパートナーや大切な家族を守れます。たった、生活費の6ヶ月で家族を守れると言う自覚を持てるようになります。お子様や大切なパートナーがいる方でしたら最低限の役割を果たしたことになりますね!

このブログを読んでいただけた方には「お金の苦労」がなくなれば良いなと思っています。

では次の記事でお会いしましょう!

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