お金がないのに買ってしまう理由|無駄遣いがやめられない本当の心理

お金がないのに買ってしまう心理と、無駄遣いは意志の弱さだけではないことを、レシートを見て悩む女性とお金持ちになる方法の数式で表したアイキャッチ画像 50代からの生き方とお金

お金持ちになる方法は数式にするとものすごく単純です。

お金持ちになる方法
収入を上げる 支出を減らす 運用して増やす

たくさん稼いで、固定費をできるだけ抑え、余ったお金を運用して増やす。

この3つでできています。

今回の記事は、その中でも「支出を減らす」部分の話です

ただし、
「自販機を使うな」
「コンビニに行くな」
「外食を減らせ」
という単純な節約論ではありません。

お金は大切です。

多くの人は、そのお金を得るために働き、
時にはつらいことにも耐えながら収入を得ています。

それほど大切なお金なのに、
なぜ人は、必要のないものまで買ってしまうのでしょうか。

意志が弱いからなのか。
お金の管理が下手だからなのか。

もちろん、それも少しはあるかもしれません。

でも私は、無駄遣いにはもう少し深い理由があると思っています。

人は、商品そのものが欲しいというより、
不安、疲れ、寂しさ、退屈、見栄といった気持ちを少しでもやわらげるために、お金を使ってしまうことがあります。

この記事では、
なぜ人は、お金がないとわかっていても買ってしまうのか。

その心理について考えていきます。


無駄遣いは、意志の弱さだけで起きるわけではない

おいしそうな商品がきれいに並んでいると、つい余計に買ってしまう消費心理をパン屋の陳列で表した画像

パン屋さんやケーキ屋さんで、
おいしそうな商品がきれいに並んでいると、
つい予定より多く買いたくなることがあります。

本当は食べきれないとわかっていても、選んでいる時は本当に楽しいですよね。

「あれもおいしそう」
「これも食べてみたい」

と思ってしまうことはありますよね。

人は、目の前に魅力的なものがあると、
つい気持ちが動いてしまいます。

買った瞬間はうれしい。

少し気分が上がる。

今日の疲れが、少し軽くなったように感じる。

パンや食材に限らず、スマホで軽い気持ちでポチッと買い物をしてしまうこともあります。

でも、あとから冷静になると、

「なんでこんなものを買ったんだろう」
「別になくても困らなかったな」
「またやってしまった」

と思うこともあります。

無駄遣いは、商品そのものが本当に必要だったというより、
その瞬間の気分を変えたくて起きることがあります。

ついお金を使ってしまう理由
  • 😩 疲れているから。
  • 😠 イライラしていたから。
  • 😢 寂しかったから。
  • 😟 不安だったから。
  • 😪 退屈だったから。
  • 🎁 何か楽しいことが欲しかったから。

そうした気持ちを一瞬だけでも軽くしたくて、
お金を使ってしまうことがあります。

人は商品ではなく、感情を買っている

あとから必要なかったと思う買い物には、楽しさや気分転換などの感情が関係していることを表した画像

もちろん、すべての買い物が感情によるものではありません。

ただ、あとから振り返って、
「別にここまで必要なかったかもしれない」
と思う買い物には、感情や思い込みが関係していることがあります。

例えば、服です。

本当はユニクロでも十分なのに、
友人や周りの服装に合わせようとして、必要以上に高い服を買ってしまうことがあります。

家も同じです。

駅の近くに住めば便利です。
でも、本当にそこまで駅近である必要があったのか。

車もそうです。

「大人なら車くらい持っていた方がいい」

地方で生活に必要なら大切な道具です。
でも、車がなくても生活できる地域なのに、
「周りも持っているから自分も必要だ」
と思い込んでいることもあります。

家は駅近がいい。
服はそれなりのブランドがいい。
車は持っているのが普通。

こうした考えは、一見すると自然に見えます。

でも、よく考えると、
自分にとって本当に必要だったというより、
「こういう生活が普通」
「こう見られたい」
「周りと同じでいたい」
という気持ちにお金を払っていたのかもしれません。

小さな無駄遣いも積み重なれば大きくなります。

でも、本当に家計に大きく効くのは、
家賃、車、保険、通信費のような固定費に入り込んだ思い込みです。

だからこそ、無駄遣いを見直すときは、
「これは高いか安いか」だけではなく、

これは本当に自分に必要なのか。それとも、理想の生活や見栄にお金を払っているだけなのか。

ここを一度考えてみることが大切です。

今日のストレスと先送りが、無駄遣いにつながる

人は誰でも、いつかは若い頃と同じように働けなくなる時期が来ます。

だから本当は、貯金しなければいけないこともわかっている。
投資や年金、老後資金のことも。
頭ではわかっているんだけど・・・

頭ではわかっていても、今日もお金を使ってしまう。

これは、老後の不安を軽く見ているからではありません。

今日のストレスと、問題の先送りが重なっているからです。

  • 老後資金のことを考える。
  • 毎月の支出を確認する。
  • 貯金額を見る。
  • 保険や固定費を見直す。

どれも大切です。

でも同時に、現実を見せつけられる作業でもあります。

  • 貯金が思ったより少ない。
  • 毎月の支出が多い。
  • 老後資金が足りないかもしれない。
  • このままで本当に大丈夫なのか。

そう考えると、問題が山積みに見えてきます。

何から手をつければいいのかわからなくなり、考えること自体がしんどくなる。

気づけば、考えること自体を先送りしてしまいます。


「明日からやる」は、自分を守る言葉でもある

ニコニコ動画の弾幕で明日やるとコメントしている画像

お金の見直しは、面倒です。

しかも、家計や老後資金の現実を見る作業でもあります。

「分かっているけど、今は考えたくないんですよね……。」

こういう現実を見るのは、かなりしんどいです。

だから人は先送りします。

「明日からやる」
「来月からやる」

その言葉の裏には、

「今日くらい先送りしても、人生は大きく変わらない」


という気持ちがあるのかもしれません。

先送りは、ただの怠けではありません。

不安な現実を一度に見なくて済むように、自分の心を守っている面もあるのだと思います。

ただ、先送りには問題もあります。

先送りしている間にも、お金は出ていきます。

何も変えなければ、家計も変わりません。

これは、歯医者に行くのを先送りするのと少し似ています。

本当は歯が痛い。

でも、歯医者に行くのが怖い。
面倒くさい。
治療費も気になる。

そう思っているうちに、つい後回しにしてしまう。

でも、放っておいても虫歯が自然に治るわけではありません。

痛みが強くなってから慌てて歯医者に行くと、
治療の回数も増え、時間もお金も余計にかかることがあります。

家計の見直しも、これに近いと思います。

早めに見直せば、少しの修正で済むかもしれません。

使っていないサブスクを一つ解約する。
スマホ代を少し安くする。
保険を一つ確認する。

それだけでも、家計は軽くなります。

でも、見ないまま先送りすると、
問題が大きくなってから向き合うことになります。

だからこそ、完璧にやろうとしなくていい。

目標は小さく分けた方がいいのです。

まずは、簡単なことから片付ける。

スマホ代を確認する。
使っていないサブスクを一つ解約する。
保険証券を一枚だけ見る。

それくらいで十分です。

小さなことでも、ひとつ終わると、
「自分にもできた」という感覚が残ります。

その小さな成功体験が、次の行動につながります。

いきなり家計全体を変えようとしなくていい。

まずは、自分が動きやすいところから、
少しずつ家計を軽くしていけばいいのです。


無駄遣いを減らすには、我慢よりも「気づくこと」が先

可愛い子猫の画像

買う前に、少しだけ立ち止まる。
「今の自分は、なぜこれを欲しいと思っているのか」
そこに気づくだけでも、無駄遣いは減らしやすくなります。

疲れている人に、

「買わないようにしようね」
「我慢しようね」
「節約しようね」


と思っても、なかなか続かないことがあります。

その人にとって買い物は、単なる浪費ではなく、
気分を保つための手段になっていることがあるからです。

だから、まず必要なのは我慢ではありません。

気づくことです。

買う前に、一度だけこう考えてみる。

「今、本当にこれが欲しいのか」

この問いを入れるだけで、無駄遣いは少し減ります。

たとえば、仕事帰りにコンビニへ寄ったとき。

スイーツを見て、本当にそれが欲しいのか、食べたいのか。

「これは本当に今日食べる予定がある?」
「これは“必要”ではなく“気分”で買おうとしていない?」

前にケーキを買った時は、

「ケーキを買っても、結局食べずに放置してしまうことがないか?」

買う前に一度だけこう考えると、

無駄遣いの理由が少し見えやすくなるかもしれません。


「安いから買う」は、得をしているようでお金を減らす

「安いから買う」は得をしているようでお金を減らすことを、半額セールのTシャツで表した画像

無駄遣いで多いのが、

「安かったから買った」

というパターンです。

  • セールだった。
  • ポイントがついた。
  • 期間限定だった。
  • 送料無料だった。
  • 今だけ割引だった。

こういう言葉を見ると、得をした気分になります。

でも、本当に必要でないものなら、
安く買ってもお金は減っています。

1万円の商品を半額の5,000円で買った。

5,000円得したように感じる。

でも、その商品が本当に必要なかったなら、
5,000円を使っただけとも言えます。

安さは、買う理由になりやすいです。

でも本当は、

「安いかどうか」よりも、
「必要かどうか」の方が大切です。

得をしているつもりで、
実はお金を使う理由を探しているだけかもしれません。

本当に怖いのは、たまの無駄遣いではない

スマホ画面に複数のサブスク料金が並び、使っていない固定費が毎月積み重なることを表した画像

無駄遣いを一度もしてはいけない。
私はそうは思いません。

たまには外食してもいい。
欲しいものを買ってもいい。
疲れた日に楽をしてもいい。

人間ですから、すべてを合理的に生きるのは無理です。

本当に怖いのは、たまの無駄遣いではありません。

怖いのは、理由に気づかず、同じ支出を続けることです。

特に、サブスクのような固定費は、一度契約すると毎月自動でお金が出ていきます。
使っていないのに払い続けている支出こそ、早めに見直したいところです。


50代からは「支出を減らす力」がお金持ちへの土台になる

お金持ちになる方法は、この方程式です。

お金持ちになる方法
収入を上げる 支出を減らす 運用して増やす

どれだけ収入があっても、支出が大きければお金は残りません。

どれだけ投資を頑張っても、毎月の無駄な支出が多ければ、運用に回せるお金も少なくなります。

小さなお金の見直しが少しずつ積み重なり、将来の資産形成につながることを水がたまる桶で表した画像

つまり、支出を減らすことは、ただの節約ではありません。

お金持ちになるための土台作りです。

無駄遣いをゼロにする必要はありません。

大切なのは、
自分が何のためにお金を使っているのかに気づくことです。

そこに気づければ、手元に残るお金は少しずつ増えていきます。

支出を減らすことは、我慢ではなく、自分の未来にお金を残すことです。
その積み重ねが、資産形成につながっていくのだと思います。

おすすめ書籍


自分の行動や意思決定を、少しでも良い方向に変えたい。

そう思う人には、相良奈美香さんの
『行動経済学が最強の学問である』は参考になる一冊だと思います。

無駄遣いを減らすには、
節約テクニックだけでなく、
「なぜ自分は買ってしまうのか」を知ることも大切です。

人はいつも冷静に判断しているわけではありません。

お金がないのに買ってしまう。
老後が不安なのに先送りしてしまう。
「お得」「限定」「今だけ」に弱くなってしまう。

こうした行動も、意志の弱さだけではなく、
人間の判断のクセが関係しているのかもしれません。

この本では、そうした人の意思決定について学ぶことができます。

自分のお金の使い方や行動を、
少し客観的に見直したい人には読みやすい本だと思います。

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